ガンダムキャラクター臨終図巻3~4話
●……3話で死んだ人々
死ぬかもしれないのに、何で食べてんだろ、俺
―――アフタ・デク
●ガデムの部下 がでむのぶか
ジオン軍補給部隊の兵士。コアファイターのバルカン攻撃を受けて死んだ。
彼は死の直前、カタパルトが損傷した補給艦から、ザクを手で押し出すよう命令を受けていた。
コアファイターの機銃の直撃を受けても体がバラバラにならなかったので、存外、本当にザクを押し出すだけの能力も持っていたのかもしれない。
●ガデム がでむ
ジオン軍大尉。補給艦パプアの艦長であり、ザクI(通称・旧ザク)のパイロット。ガンダムに斬られて死んだ。
戦闘ではガンダムの懐に入り込んだので、あくまでこの時点での話だが、MS操縦の技量はアムロを上回っていたと思われる。
しかし、死んだ。シャアが以前言った「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを、教えてやる!」という言葉の反証として、彼は死んだのである。
●……4話で死んだ人々
何故そうも簡単に人を殺すんだよ! 死んでしまえ!!
―――カミーユ・ビダン
●マチュウ まちゅう
ジオン軍の兵士。シャアの部下、ザクのパイロット。
シャアに率いられ、ルナツーに奇襲をかけた。シャアザクと鍔迫り合いをしているガンダムに背後から迫ったが、アムロが二刀流を見せて、マチュウはコクピット部分を貫かれた。
分隊戦法としては間違っていなかったが、通用しなかった。
●フィックス ふぃっくす
ジオン軍の兵士。シャアの部下、ザクのパイロット。
シャアに率いられ、ルナツーに奇襲をかけた。この時、敵艦のホワイトベースは、身動き不能になり自艦の進路を妨げていたマゼラン艦の核融合炉を狙撃した。
その爆風が、ルナツーのハッチから圧縮された状態で噴き出た。付近にいたガンダムはその衝撃波を避け、シャアザクも咄嗟に回避した。
しかしフィックスが乗るザクは衝撃波をまともに受けて爆散し、当然彼は死亡した。彼が衝撃波を避けられなかったのは、シャアザクが壁になる位置にあり、爆光が見えなかったため、その名前通り衝撃波の通り道にフィックスしていたからだ。シャアはこの頃から、シャアだった。
●パオロ・カシアス ぱおろ・かしあす
地球連邦軍中佐。ホワイトベース初代艦長。サイド7におけるジオン軍との戦闘で重傷を負い、その後の寄港先であるルナツーで死んだ。死亡原因は不明。
ルナツーでホワイトベースは、身動き不能になり自艦の進路を妨げていたマゼラン艦の核融合炉を狙撃した。資料では、この時のバックファイアで死亡したとの説もある。
彼が死んで、いよいよ人材不足の「寒い時代」が到来する。
ガンダムキャラクター臨終図巻1~2話

人間臨終図巻 1 (徳間文庫) - 山田風太郎

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